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大樟教育研究会 第7回大樟教育研究会(会長、真鍋一美氏)が、さる7月14日(土)本学B館で会員48名に大学側から重森学長ほか10名、本学学生5名、同窓会から中平会長ほか4名が参加して開かれた。 まず、全体講演で重森曉学長から「大阪経大の進むべき方向」と題して「2007年度の入試志願者は14,868名(126.4%)と目標を大きく上回ることができ、就職面でも就職率はもとより卒業生の把握率が99%と大幅に向上した。これは2006年度から実施しているキャリアサポート・システムによって、一人一人の学生を大切にしてきた成果であり、これからもこのシステムを大切にしていきたい。こうした現状を踏まえて、これからの大学の方向付けを申し上げるならば、大阪経済大学は経済・経営系の伝統を基盤に、世の中で活躍し貢献する多彩な職業人を育てるというミッションステートメントのもと、「つながる力No.1」を基本コンセプトに、人と人との出会い、交流を大切にし「つながる力No.1」を目指す。これを指針にして、学生の自主性、主体性を発揮させていくという大経大ブランディング戦略を確立する。そのうえでこれまでにも申し上げてきた人間的実学教育の充実、社会人文系の総合大学づくり、社会に貢献する大学、自由と融和と協働の大学運営という基本方針を推進して行く方針」との力強い将来展望を語られた。 これを受けて参加者から「入試において単に量的確保だけを考えるのではなく、入試の方向性を考えてはどうか」「人間的実学教育の充実といわれるが、高校生へのアピールに繋がっているか疑問だ」「ブランディング戦略とあるが、入口と出口だけで論じられている。卒業生がどう見ているかを考えてほしい」「人間科学部の位置付けがはっきりしない」「経大にも大学院生がいる。経大卒の教授を迎え入れてはどうか」といった質問、提案が相次いだ。 つづいて分科会に入り、第1分科会では、京都市立九条中学校校長の金川一氏(44回)が「中学校社会科教員としての30年を振り返る」と題して、自らが教員としての資質を高めていった経緯を語られたうえで、「大学のステイタスを上げるためには、高大連携が当然必要だ。また最近の実習生は、基本的知識の欠陥が目立つ。良い実習生は大経大の評価を上げる。それを送り出すのは大学の責任」と、また第2分科会では広島市立大手町商業高校校長の深井宣雄氏(37回)が「定時制教育の教育実践〜開かれた学校を目指して」と題して、「定時制高校はいま統廃合が進み、厳しい環境に曝されているが、36年間の教員生活で学んだ事をすべて投げ入れ、思いやりと豊かな心で教育に邁進しております」と、熱っぽく語りかけておられた。 分科会終了後、同窓会ホールで簡単な懇親会が開かれ、参加者一同交流を深めたが、あいにくの台風の接近で早々に懇親会の幕を閉じた。 広報部 森川義一(25回) |