2006
 
2006年度
寄稿原稿特集

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6回目の夏の甲子園出場を果たした滋賀県立八幡商業高等学校野球部監督 池川準人氏(61回卒)

硬式野球部

 学校創設120年の記念すべき年、第88回全国高等学校野球大会の滋賀県代表として甲子園出場を果した滋賀県立八幡商業高等学校野球部監督池川準人氏(34歳)を、大阪市内の宿舎に訪ねた。

 「いや!どうも、ご苦労さんです」真っ黒に日焼けした監督の笑顔から、開会式を二日後に控えた緊張感はない。監督自身平成2年の第72回大会(夏)で母校八幡商業のキャプテンとして出場した甲子園球児であり、平成12年の第82回大会(夏)では恩師林監督のもと、野球部長として甲子園の舞台を経験している。

 そして平成13年8月、母校の野球部監督に就任し、平成16年第76回(春)と同17年第77回(春)に、滋賀県勢としては始めての連続出場を果し、監督としても今度は3度目の甲子園。

 こうした経験と実績から生まれた自信が、この余裕を生み出しているのかもしれないが「監督としての甲子園戦績は1勝2敗なんですよ。とにかく初戦突破が目標です」と。部員66名、女子マネージャー9名をかかえる野球部の監督であるが、普段は商業科の教諭として教壇に立つ。「社会に出たら実社会で認められる人間になってほしい。だから野球部員にも人間性の向上を指導の基本方針にし、1に挨拶、2に整理整頓、3に時間厳守、この3つを徹底的に叩き込んできました」と。この辺にも池川監督の人間性がにじみ出る。甲子園での大活躍を期待したい。

広報部 森川義一(25回)

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6年ぶり6回目の甲子園出場を果した池川準人監督